(277)「大雑書の目録」その二・横浜川崎郵趣第256号の3
2008年 05月 12日
(277)「大雑書の目録」その二
一頁でいきなり「大雑書」のことに触れ、最近入手した安永九年(1780)永寿堂版のものを取り上げ、その目録(目次)を読みの練習方々ワープロ化しました。この作業は、昨年この道に入り研究を始めた牧野正久氏の勧めによるものであった。大雑書とは何かも知らないのに、いきなり「大雑書」の目録作成に取り組むということは冒険そのものである。
ここ半月の間に大雑書の解説本2冊、江戸時代の占い・呪いの本2冊、初期の大雑書2点、江戸時代の3冊本1点、明治の増補版2点、牧野氏より、大雑書及び明治初年の暦と陰陽道の研究書の部分コピー2点が入り、にわかに忙しくなって来た。以前は古書店で探すか、古書店から送られてくる古書目録で探すより手が無かったが、今はインターネット普及のおかげで一瞬にして検索でき、オークションに参加したり(この作業は娘がやってくれる)出来る時代になり資料集めも資金さえあれば苦労しなくとも短期間に出来るようになり、私のような老人には便利な時代になってきたものである。
実は大雑書を読むのは今回が初めてで、暦に書かれている「かな」と、大雑書の「かな」は似ているようで大分違う書き方をしている。暦に書かれたものは殆ど仮名文字であり慣れるとすぐに読めるようになるが、大雑書には漢字を含む文章になっている為、今度は漢字の勉強もしなくてはならなくなった。また漢字から仮名に向かって崩す過程の文字を仮名の中に入れたものが結構ある。その為、ここに、目録の原本を示し、私のような駆け出しの収集家が訳すのに苦労し、いかに間違いが多く発生するかを知ってもらいたいと思う次第である。
明治維新後の「暦の表記について」
前回「維新前後の暦一覧」の表を掲載した直後、書棚の奥から未整理の暦の束が出てきた。調べてみると、新しいデータのものが10点もあり、標題の『維新直後』の伊勢暦と一緒に一覧表を作成することにした。
↓画像をクリックしていただけるとはっきりご覧になれます↓
続 維新前後の暦一覧
伊勢暦・維新前後の暦一覧
太陽暦・折本仕立暦一覧
明治7年太陽略暦 大阪西京 頒暦会社 降谷明晴 明治7年 太陽暦 大阪頒歴商社 「内務省暦局印」朱印 22.0×15.0 弘暦者松浦善右衛門朱 明治8年太陽暦 明治8年太陽略歴 明治9年太陽暦
一頁でいきなり「大雑書」のことに触れ、最近入手した安永九年(1780)永寿堂版のものを取り上げ、その目録(目次)を読みの練習方々ワープロ化しました。この作業は、昨年この道に入り研究を始めた牧野正久氏の勧めによるものであった。大雑書とは何かも知らないのに、いきなり「大雑書」の目録作成に取り組むということは冒険そのものである。
ここ半月の間に大雑書の解説本2冊、江戸時代の占い・呪いの本2冊、初期の大雑書2点、江戸時代の3冊本1点、明治の増補版2点、牧野氏より、大雑書及び明治初年の暦と陰陽道の研究書の部分コピー2点が入り、にわかに忙しくなって来た。以前は古書店で探すか、古書店から送られてくる古書目録で探すより手が無かったが、今はインターネット普及のおかげで一瞬にして検索でき、オークションに参加したり(この作業は娘がやってくれる)出来る時代になり資料集めも資金さえあれば苦労しなくとも短期間に出来るようになり、私のような老人には便利な時代になってきたものである。
実は大雑書を読むのは今回が初めてで、暦に書かれている「かな」と、大雑書の「かな」は似ているようで大分違う書き方をしている。暦に書かれたものは殆ど仮名文字であり慣れるとすぐに読めるようになるが、大雑書には漢字を含む文章になっている為、今度は漢字の勉強もしなくてはならなくなった。また漢字から仮名に向かって崩す過程の文字を仮名の中に入れたものが結構ある。その為、ここに、目録の原本を示し、私のような駆け出しの収集家が訳すのに苦労し、いかに間違いが多く発生するかを知ってもらいたいと思う次第である。
明治維新後の「暦の表記について」
前回「維新前後の暦一覧」の表を掲載した直後、書棚の奥から未整理の暦の束が出てきた。調べてみると、新しいデータのものが10点もあり、標題の『維新直後』の伊勢暦と一緒に一覧表を作成することにした。
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続 維新前後の暦一覧
伊勢暦・維新前後の暦一覧
太陽暦・折本仕立暦一覧
明治7年太陽略暦 大阪西京 頒暦会社 降谷明晴
by fumisan0822
| 2008-05-12 07:56
| 横浜川崎郵趣